脱がれた靴下

知人がお姑さんの話をしていて。

お姑さんがやってくると、

使ったものは出しっぱなしで片付けない、とのこと。

食べたものは食べたまま、

脱いだものは脱いだまま、

お料理つくったらそのまんま、

とのことで、いっつも苦痛らしい。

お嫁に行くって大変なコトだなあ、と思って聞いている。

でもね、

でもね、

ほんというとね。

その知人自体が、何もかもやりっぱなし、なのだ。

メモをとったらとったで、その後、その紙は放置、

見た書類は出しっぱなし、

食べた後もそのまんま、

後片付けはほぼほぼしない。

お姑さんに言っている言葉は、

そのままあなたに当てはまるなあ、と思いながら聞いている。

自分のことは見えないものなのだなあ、ということがよく見える。

ここからはね。

結局いっしょ。

一緒のことなんだろうと思うわ。

私もそうやって、

人に不満を持っている内容を

結局自分ができていなかったりするんだろう。

文句を言いたい気持ちが持ち上がったきたときに、

自分は果たしてそれをやれているのか、

見直すことが必要なんだろう。

だってさ、冒頭の話。

家の中が超シンプルで片付いていたら

お姑だんだって脱いだ靴下放置できんくない？

それができちゃうモノの多さと雑多さなのだ。

ああ、きれいでいよう。

美しい部屋に住もう、ほんとに。