国宝 旧閑谷学校 講堂
国宝 旧閑谷学校 講堂。
中まで見れると思っていなかったから、
見学できて感動。
漆塗りで作られた床はとても美しく、
大きな檜の樹から4分の一ずつ作られたまっすぐの柱も
本当に美しかった。
飾りけがなく、それでいて美しく、魅力のある姿は、
心洗われるというか
いろいろと余計なものにまみれてしまっている
自分の精神を正してくれる、というか。
とても澄んだ気持ちになって、行けてほんとうによかった。
ここにたどり着くようになっていたんだなあ。
写真に撮った楷の木の木陰は。
なんとも懐かしく切なく、もう戻れないような悲しい気持ちに。
小学生のころ、緑の下で本を読む「読書の時間」というのがあって。
木陰で読んでいると、風が吹いて、気持ちよくて、
本の世界に没頭して楽しかった。
こんな風に、本に没頭したりとかの時間が今はないし、
木陰の風を気持ちよく感じる余裕もとれていなかったなあ、と。
あの時は、夢や希望でいっぱいだった大人の世界なのに、
そこを生きている今は、どれだけあの時の希望を叶えられているのだろうか?と。
肩に力を入れるのではなくて、
自分の能力をありのままに伸ばして
毎日を生き生きと生きて
悔いのない人生を歩みたいものだ、と改めて思った、本日。